| 2006年03月21日 |
WBC 決勝戦 日本 vs キューバ
松坂は立ち上がりからボールがストレートもスライダーも高めに浮いていたので、ハラハラした。
ストレートが走っていたので逆に、球の荒れが打ちにくさになっていたのかもしれない。
2番手の渡辺は、前回にも言及したが、いい投手である。
アンダースローでボールの切り方が特殊なのかドロップのような感じでボールが沈む。
デジタルな数値では測りきれない部分をもつ投手であり、ボールの軌道がグラデーションのようにムービングしている。記号的に分節することができない動きによって、タイミングをはずしている。
そんないい投手でも、ワンプレーによってリズムが崩れ、はずしていたタイミングを合わされる。
そういうおもしろさが野球にはある。
よく口にされる「流れ」「リズム」。
選手が、チームが、試合全体が、目に見えない不思議なものに影響される。
ワンプレーが流れを作り、ワンプレーが流れを止める。
ミスからの失点は心の深層に澱にように沈殿する。
正確にミスがないように丁寧にいこうとすればするほどミスがでたりする。
ワンプレーの大切さをあらためて実感した試合だった。
川崎のバント失敗で流れが悪くなっているところで西岡のプッシュバントで流れを呼び戻したように、流れを食い止めるプレーは得点にはならないが非常に大切で重要である。
追加点をとった最終回の分岐点は西岡のプッシュバントと見る。
キューバのキャッチャー・ペスタノはいい。
投手への返球の方が速いんじゃないかと思うほどの速球を返す。
動きが俊敏で肩がいい、バント処理でのフィールディングはすばらしかった。
キューバ全体に言えることだが、フィールディングの良さ、送球の正確さがある。
4番手の大塚(サンディエゴ・パドレス→今年からテキサス・レンジャース)は、ペトコ・パークの慣れたマウンドでリラックスしているように見えた。2002年オフにポスティング宣言したが、入札球団がなく「”死にたい”と本気で思った」後、2004年からサンディエゴ・パドレスでクローザーとして活躍。その経験を活かし、今日もいい仕事をした。
小笠原の2回の犠牲フライも大きい。
イチローはさすが。そして福留の集中力もすごい。
野球って面白い。3年後のWBCも楽しみだ!!
WBCは成功したと思う。
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